コンテンツ制作の要「ライティング」について
こんにちは。webエンジニアの明日香です。
この春から長女が高校生になり、お弁当を持たせる日々が始まりました。
フルタイムで働くワーママを言い訳に、家事全般テキトーな私ですが、実は料理自体はけっこう好きだったりします。お気に入りのエプロンを相棒に、朝早くからキッチンに立つ毎日を楽しんでいるところです!
CMねっとがある宮崎県延岡市は、ようやく梅雨入りしたようですが、雨が降ったと思ったら真夏日、と思ったらまた雨、みたいな忙しい天気です。
昔持っていた、しとしと長雨のイメージって、今の時代の梅雨にはもうないんでしょうかね。
さて今回は、コンテンツ制作の要である「ライティング」について書いてみようと思います。
ちなみにCMねっとには、文章を書くことが専門の「ライター」という職種は存在していません。
「スタッフそれぞれが、メインスキルとは別に、サブスキルの開発を積極的に行う」のが私たちの特徴なのですが、ライティングに関しては、全員が持っておくべきスキルとして位置づけられています。このブログを持ち回りで執筆するのも、能力開発の一環です。
ライティングという仕事
web制作におけるライティングは、単純に言えばwebサイトに掲載する文章を書くお仕事。
もともと私は、文章を読むことも書くことも好きですが、この仕事を通して、今まで知らなかった「書くことの難しさと面白さ」を感じています。特にwebなどの広告物におけるライティングは、ただ「文章を書く」こととは全く違って、とても奥深いものです。
「書くこと」に関する書籍や情報は、世の中に数え切れないほど存在しています。私は、書くことが仕事になったころ、行き詰まって、色んな本や記事を片っ端から読み漁ったことがあります。そこから得られたものは、「破綻していない文章の書き方」であり、「ちょっとしたテクニック」や「書き始めるまでの組み立て方」でした。もちろん、それらは書く技術としては役に立ちましたが、「良いコンテンツをつくること」の役に立ってはくれませんでした。
結局、ライティングの根幹は、「良いコンテンツをつくること」なんですよね。
良いコンテンツをつくるための、正しいタネを集める作業。
これがライティングという仕事の1番重要な部分だと、私は感じています。
正しいタネさえ集められたら、半分は成功したようなもの。あとは書く技術を駆使するだけです。
正しいタネって?
良いコンテンツを考える
タネを集める前に、「良いコンテンツ」ってどんなものでしょうか。
それを考える際に必要なのが「目的とターゲット」。
webサイト制作には、必ず「目的」と「ターゲット」が設定されているはずです。
一言でいうと、その「目的の達成に向かって、ターゲットを動かすことができるコンテンツ」が「良いコンテンツ」だと私は思います。
例えば採用が目的なら、求職者がエントリーしてくること。
例えば顧客開拓が目的なら、見込み顧客が問い合わせをしてくることや、潜在顧客のニーズが掘り起こされること。
アクションに必要なものを考える
では次に、ターゲットがアクションを起こすために必要なものを考えてみます。
webサイト内の導線が迷うことなく配置されているなどの、サイトの設計に関係するものは省き、コンテンツに限定して挙げると
- 安さや高級さなどの価格やブランド
- 性能や品質への信頼
- 価値観や想いへの共感
- この会社(人)が好き!
- 唯一性や希少性
などでしょうか。
簡単に言うと、「強みや魅力」「ここでしか手に入らないもの」「共感できる価値観」などが人を動かします。
それに加えて、「あなたにとってこんなに有益なことがありますよ」「あなたの生活にこんな良いことが待っていますよ」というベネフィット(恩恵やプラスの効果)をうまく組み合わせることも必要不可欠です。
このような、人を動かすことができるいろんなピースと、提供することができるベネフィットが「正しいタネ」だと考えています。
広告メディアのライティングの難しくて面白いところ
web制作を始めとする、広告メディアにおけるライティングは、ただ「文章を書く」ことと違ってとても奥深い、と最初に言いましたが、私がそう感じる理由は2つあります。
1つ目は、「視点が自分ではない」ところ。
ある面では「顧客の想いを伝えるもの」であり、ある面では「専門性のある情報」、またある面では「ターゲットへのベネフィット」、加えてwebにおいては、「検索エンジンを意識した言葉」というものも入ってきます。
顧客自身や顧客の会社の法人格、専門家、ターゲット、webのプロ。全方向からいろんな立場に立ち、さらに並行して、すべてを冷静に俯瞰で見ながら進めていかなければなりません。
2つ目は、「顧客自身が、伝えたいこと・伝えるべきことを、必ずしもすべて言語化できているとは限らない」ということです。
用意した質問の項目に対して、バチッとそのまま原稿にできるような答えが返ってくることもあれば、その質問に対する答えだけでは、真意を掴みきれていないと感じることも。そういう場合には、色んな視点・あらゆる角度から、それこそ「すこーしずつ引き出していく、汲み取っていく」作業が必要になります。それを繰り返していくと、「こういうことを言いたいんだな」「こういうところがこの会社の強みや魅力だな」というものが見えてくる。そうなるためには、もちろん事前に会社や市場についてのリサーチや勉強が必要ですし、寄り添い共感する力や、顧客の脳内にダイブするような、どぷっと入り込む感覚も必要です。
この2つがとても難しくて、でもとても面白いんですよね。
顧客に対する理解も深まりますし、何より好きになります。
まとめ
web制作におけるライティングについて書いてきましたが、実はライティングは「書くこと」より「引き出すこと、汲み取ること」が前提にあって、それこそが大事なんだなって改めて思いました。今後も技術を磨き続けて、ターゲットを動かせるような、顧客のビジネスに貢献できるような、良いコンテンツをつくっていきたいと思います!
それではまた(^^)
株式会社CMねっと
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