こんにちは。webデザイナーの明日香です。

昨日は講師を務めている東九州ライフキャリアスクール（延岡市土々呂町）で、卒業制作の発表がありました。

企画からサイトマップ作成、ワイヤーフレーム～デザインカンプ作成、そしてコーディング、人によってはCMSの構築まで、半年間学んだことを一つのwebサイトというかたちに仕上げた卒業制作。皆さんとても緊張しながらも、しっかりと企画のプレゼンからweb制作におけるこだわりや苦労したところなどを自分の言葉で発表。ひとりひとり、素晴らしい発表でした。お母さん嬉しい( ;∀;)
宮崎県の、しかも延岡市からクリエイターが育つって、わくわくしますね。

受講生の皆さんが、それぞれこの半年間、自分の足りなさを感じたり、悔いを残したこともあったかもしれないけれど、「半年かけて出来なかったこと」に目を向けるより、「たった半年で出来るようになったこと」を数え、「私(俺)天才！」と自信を持って、是非何かを極めるまで自分の道を進んでほしいと願っています。
私も、いち職業人として、まだまだ欲を出して学び続けるつもりです！

 

さて、私はweb制作における「CMSカスタマイズ」が好き＆得意なんですが、初めてするカスタマイズで、壁にぶつからないことはありません。
カスタマイズ内容が案件によってケースバイケースということもあり、常に試行錯誤の連続。

力技でもなんでも、ただ実装できればいいというやり方はＣＭねっとではポリシーに反しており、要件を満たしつつも、その後の拡張性・メンテナンス性なども考え、できるだけスマートな方法を模索しつづけ実装します。が、実際は、1mm進んだらまた壁。やっと乗り越えたら目の前にまた別の、今度はもっと厚い壁。

最近苦労したカスタマイズは、「膨大なデータを取得し、A4サイズ1枚のPDFに思い通りにデザインして出力する」というもの。
PDF出力をするためのスクリプトはすぐ決まり、導入まではスムーズでしたが、CMSからのデータ取得やデザインにてこずりました。

そういう時、私の頭の中にいつも流れる言葉があります。今日は、私が仕事をする上で大切にしている考え方についてご紹介しようと思います。

 

才能は開花させるもの　センスは磨くもの

私が大好きなアニメ「ハイキュー!!」からのセリフ。

ハイキュー！！

amazonで見る

著者	古舘 春一
ページ	全45巻
出版社	集英社
発売日	2020/11/3
形式	コミック

才能もセンスも、天から与えられたものではなく、努力によって磨かれ、花開くというこの言葉。ずっと大事にしている言葉です。

このセリフを思い出すときに同時に頭に流れるのが、アニメ中でこのセリフを言った県ナンバーワンセッターの及川が、圧倒的な才能をもった後輩である影山の存在に打ちのめされたときに、彼に向って指導者らしき人が諭すように語る言葉。

自分より優れた何かを持っている人間は、生まれた時点で自分とは違い、それを覆すことなど、どんな努力・工夫・仲間をもってしても不可能、と嘆くのは、すべての正しい努力を尽くしてからで遅くない。

この、「正しい努力」という言葉に私はいつも背筋が伸びます。
いくらがむしゃらに頑張っても、見当違いの努力では目指すところに届かない。
うまくいかないとき、「ここでの『正しい努力』はなんだろう」と頭から煙が出るくらい考えています。

そしてそのセリフはこう続きます。

「自分の力はこんなものではない」と信じてひたすらまっすぐに道を進んでいくことは、「自分は天才とは違うから」と嘆き、諦めることより辛く、苦しい道であるかもしれないけれど・・・。

すべての正しい努力を尽くした先には、才能が開花する瞬間が待っている。

「才能の開花」なんて言うと、人生が変わってしまうようなすごいことのように思えるけれど、何も大輪の花じゃなくてもいいんです。
「データを取得してPDFに出力する」ということで言えば、「データが取得できた」でツユクサが、「希望どおりにデザインできた」でハルジオンが、「要件以上を満たしたPDFが出力できた」でヒマワリが誇らしく咲く。

私は、この小さな開花を積み重ねる瞬間が大好きで、うまくいかないことも割と楽しむことができています。

そういえば社内では、5年前に頂いた胡蝶蘭が、4年ぶりに3度目の花を咲かせましたよ！

5月はほとんど社内にいなかったので、スタッフにサポートしてもらった分、今日からがっつり社内のサポートに回ります！